こども起業塾

農業編

ほどヨイ!田舎 えーがん 勝央

平成30年度 しょうおう志援協会活性化事業推進交付金事業

第2回レポート

『「農」「業」ってなんだろう?』

『こども起業塾 ~農業編~』第2回です!勝央町からほんの少し北へ足を伸ばした、奈義町の『キューチ・プラス』さんを会場に、『「農」「業」ってなんだろう?』をテーマに授業が行われました。

本日の先生は、株式会社『オリジナルキューチ』豊福祥旗先生です!
巷で話題の氷温熟成「なぎビーフ」を生産されており、岡山市には直営レストラン『キューチ』も展開されている、農家の枠を超えた事業家です。

まずは前回の振り返り。井上高志先生より、前回の授業で学んだ「ライフプラン」「お金の流れ」について復習します。

授業に入る前に簡単なゲーム「お絵かき伝言ゲーム」です。豊福先生が絵のテーマを決め、最初の一人がその絵を描いて、隣の子に絵で伝言してゆきます。

正解は「田植えをする人」!みんな絵が上手で、とてもうまくできました(^o^)

いよいよ豊福先生の授業です。
「今、みんなが当たり前に思っている『食べる』ということは、暮らし方、生活の変化で変わってきており、それに伴い、農業にもブランド化やオリジナリティを求められ、農業の形が変わってきているんだよ。」と衣・食・住の大切さ、農業の大切さについて話されました。

「牛を育てて、儲けるためにはどうすればいいのか?」子どもたちには少し難しい内容ですが、一頭の牛を売るために必要な、仔牛の代金、エサ代、薬代など、丁寧に説明されます。
「生まれたときから牛と一緒におるんじゃけど、いまだに牛の言葉はわからんわ」と生き物を育てる難しさを伝えられ、とても重みのある言葉だなと心に残りました。

場所を変え、牧場の方へ移動です。

現在、約170頭の食用牛を飼育されているそうで、大きな牛を目の前にして「かわいいー」「おおきいー」「くさいー」と歓声があがります(≧▽≦)

牛のエサは何をどれくらい食べているのか、なぜ小屋で飼育しているのか、それぞれ名前にあたる個体識別番号があるのかなど、実物を見て・触れながら学んでゆきます。

「牛は人の顔を覚えることができ、興奮させないよう同じ人がいつも同じようにエサをあげて安心させることが大切なんだよ」と目に見えない農業の難しさについて話されました。

「牛のエサやりをやってみたいひとー」「はーい。(^o^)」

興味津々のようです。

エサやりのお手伝い。みんなテキパキ動き、進んでワラを運びます!

牛たちも満足してくれたかな。

お昼は奈義町の『山彩村』さんのお弁当。野菜たっぷりのお弁当をみんなで楽しくいただきます(^人^)

お昼ご飯の後は、「ポジティブ・リフレーミング」という、マイナスな言葉をプラス(前向き)な表現に置き換える頭の体操です。

「のろまだ→落ち着いている、ひとつのことをじっくりできる」「優柔不断→慎重、間違えが少ない」といったように、ひとつの物事でも考え方を変えて、別の方向から見ることで今までと違った見え方や感じ方になり、いろいろな可能性・考えがあることの大切さを話されました。

「うーん、難しいー(^_^;)」

最後に、今日の授業で学んだことの「農業クイズ」です。

「牛の生まれた時の牛の体重と出荷すると体重は?」「牛は何を食べる?」など、座学と牧場見学で豊福先生から学んだことを答え合わせしました。

現場の農業を間近で見て、生産者の生の声を聞き、自分たちの考えや意見を言い合い、「農業の6次産業化」を通して、着々を学びを深めていってもらいます。

第3回は、引き続き『オリジナルキューチ』豊福祥旗先生と、『イースト・マスター秀地』阿黒尋子先生、『かわら小町』、『合同会社のふう』筒井則雄先生を迎え、『お店の商品を作ってみる』内容です。

次回の授業もお楽しみにー!

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